aaaaaa

2013年09月22日

買い物は嫌いではないが、納得がいく物を選ぶために歩き回り、店と店を行ったり
来たりしながら悩むので疲れてしまう。
楽しめばいいのだが、大抵はすぐには決まらないので買い終わるまでにくだびれて
しまうのだ。

そんなことで買い物が少々苦手な私だが、福袋だけは張り切って買いに行く。
毎年楽しみにしていると言っていい。

デパートの福袋の情報が載ったチラシはじっくり見る。そして計画を立てる。
欲しい福袋はどれか、どの順番で回るか。

家族一人につき一個、衣料の福袋を買うのが恒例となっていて、今年はどこのに
しようかな、と悩むのも楽しい。

寒がりなので、登山メーカーの福袋をチョイス。
シャツ、フリース、ジャケット、帽子、ネックウォーマーの5点で1万円。
直ぐに役立つところがまた嬉しい。

デパートの初日は大混雑。絶対に手に入れたい福袋に並ぶ。
第二候補の商品に後で行っても売り切れていることが多い。完売御礼の札を見て
がっかりする。
それでもまだ残っている商品があるので、私は食料品をメインに好きな福袋を選んで
楽しんでいる。

中の商品に値札が付いていると、思わず計算してしまう。
そして「うわー、半額以下だぁー。」と満足感に浸る。お得感は幸せ度アップに
つながっている。
家族で新しい服を見せ合って「それいいねー。」と褒め合う。
数量限定の激戦の中ゲットした福袋ということも達成感につながっている。

今年のお気に入りは、ルピシアというお茶専門店の福袋だ。
コーヒーが飲めないので、緑茶、紅茶中国茶、ハーブティーを扱っている
この店の福袋は魅力的だった。
各10袋のティーバッグが入った9種類のお茶が3000円。かなりお得だった。
買ってから毎日飲んで長く楽しめるのもいい。お湯を沸かしながら今日はシロニバリ
にしようかな、それともきらら玄米茶?
それとも黄金桂?と考える。選択肢が広がった。

寒い季節はお茶で芯から温まりたい。
posted by もこみ at 23:44 | 楽しみ

2013年07月23日

「恋」という文字がつく電車の駅は日本に3つしかないそうだ。

私はその一つ、西武国分寺線の「恋ヶ窪」という駅の近くに住んでいる。
その恋ヶ窪駅から2分ほど府中街道の方へ歩いたところに「一茶珈琲店」はある。

市役所通りに面してはいるが気を付けていないと通り過ぎてしいそうな
普通の住宅の中に一歩入ると、想像していたよりもずっと上品で
スタイリッシュなインテリアで、時間が止まったかのような不思議な空間を
醸し出している。マイルス・デイビスやコルトレーンなとのジャズ、
あるいはダイアナ・ロスなんかの懐かしいメロディーが、店主のこだわりを
感じさせるオーディオセットから邪魔にならない音量で7席の店内を満たしている。

朝、子供たちや主人を送り出し、一通りの家事を片付け、
近所の福祉団体から頼まれてやっている針仕事を二〜三時間し、
一人の簡単な昼食を摂ると午後の一息入れる時間が来る。

そんなとき、私は食材などの買い物に行くついでに、
「今月のお勧め」コーヒーをいただきに「一茶珈琲店」に立ち寄る。
この「今月のお勧め」がいつもとても美味しい。

パプアニューギニア、コートジボワールなどといった、
コーヒーとしてはちょっと変わった国の豆を月変わりで出してくれる。
もちろんブラジルやモカやらブルーマウンテンといった
コーヒー店の定番銘柄もメニューにはあるが、
私は決まって「今月のをください」とオーダーする。

注文があってからおしゃれなコーヒーミルで豆を挽き、
よく温められたカップに丁寧にドリップされたコーヒーは、
見知らぬ国のエキゾチックな香りで、日々の生活雑事に追われている主婦に
心安らぐ時間を提供してくれる。

初老のマスターの優しい話しぶりにつられ、子供や主人のことなども
愚痴混じりにおしゃべりしてしまう。
私が行く午後の時間は年配のお客様が多い。
ほとんどが常連さんなのだろう。
皆さん、私と同じように自分の身の回りのちょっとしたトピックスを
マスターに話して楽しいひと時を過ごしている。

週に1度ほどだが、半年も通っていたら顔見知りもでき、
そんな常連さんたちとの会話も楽しめるようになった。
今月はブルンジだった。来月はどこのお国の豆かしら。
400円のプチ贅沢、主婦の素敵時間、
この昼下がりの隠れ家を家族には当分内緒にしておこう。

ウフフ。
posted by もこみ at 23:17 | 楽しみ