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2013年12月08日

「じぇ」って岩手の人は本当に使ってるの?

「あまちゃん」ブームで、「じぇ」をよく耳にする今日この頃。

自分の郷里の岩手が流行の舞台になっていることは、非常に喜ばしい。
主人公の母、春子ならずとも
東京へのコンプレックスは大なり小なりあるからかもしれない。

しかし、この驚いた時に使うという「じぇ」、
舞台のモデルになった久慈の一部地域でしか使われない。
袖が浜こと、小袖の北限の海女は知らない人は無いのだが、
「じぇ」は今回のドラマで初めて知った。

ちなみに、北限の海女は、岩手で生活していると、
スーパーの高級贈答品に「いちご煮」というウニとアワビの吸い物の缶詰が売っていて、
美味しいのだけど高い。
県内に住んでいても、いただいた時にしか食べないので、
いただくと「やったー♪」という物なのである。

ところで、「じぇ」とは言わないが、「じゃ」と言う。
内陸の主要な地域で、「じゃ」と言っても違和感なく通じていたので、
ほとんどの地域では「じゃ」ということになる。
「じゃ」だと「ありゃ!」、
「じゃじゃじゃ」だと「ありゃりゃりゃりゃー!」といった感じ。

ローカルな番組で「じゃじゃじゃTV」なんていう番組もある。

「あまちゃん」の中では、方言もキャッチーに描かれていて非常に好感が持てる。
いままで、東北弁といえば、あまり良いイメージがなかったからである。

ところが、岩手で仕事をしていると、使い分けるかのように方言を話さないと
いけない場面に遭遇する。
実際のところ、びっくりするほど方言しか話されていない地域がまだまだ存在するのが
岩手である。
宮澤賢治作品をネイティブな感じで音読すると、他の地域の賢治ファンに感激されたり
する。

岩手を訪れた人が、なにか懐かしい感じになるのは、自然だけではなく、
人もどこかメディアに感化されていない言葉で話しているからかもしれない。

是非に人を見に訪れていただきたい。
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posted by もこみ at 21:55 | DORAMA